名張市の歯医者 かめい歯科クリニックへ

歯周病に対して食事は重要な役割を果たしています。さまざまな栄養素が、全身における感染予防や創傷の治癒促進にかかわることから、歯周病になりやすく、歯周病の進行に影響があると考えられています。

 

主要栄養素はバランス良く取る事が大切です！

 

近年、牛乳に含まれるたんぱく質や乳性を多く摂取する人は、歯周病リスクが低いという研究結果が出ています。

 

また、体脂肪率が高い人に歯肉の出血が多く見られる一方、青魚やえごま油などの食品から摂取できるオメガ３脂肪酸は歯周病において炎症反応を抑えることができると報告されています。

 

次に、微量の栄養素の中でいうと、ビタミンCは粘膜を強くするコラーゲンを作り出したりする役目があるので、不足すると歯肉やお口の中の血管が脆くなりやすいと言われています。

またストレスを抱えている方や４０歳頃からホルモンバランスの乱れによる抗酸化力が低下している方は肌の衰え＝歯肉の衰えが起こります。ビタミンCは高い抗酸化力を持つ物質ですので積極的に摂取しましょう。摂取量が少ない人（０〜２９mg／日）の歯周病のリスクは、摂取量が多い人（１８０mg／日）の１、３倍であったという報告されています。

 

また、カルシウムとビタミンDの摂取が歯周病治療に良い影響があることや、マグネシウムの摂取が歯周病や歯を失うことを予防するというデーターもあります。

 

これらのことから、歯周病と栄養素が関連していることが分かって頂けたと思います。バランスの良い食事を心掛け、バランス良く栄養素を摂取する事で、歯周病リスクを少しでも減らしたいものですね。